○奈良女子大学GPA制度に関する実施要項
(平成27年3月18日規程第54号)
改正
令和2年5月27日規程第11号
第1 (目的)
この要項は,奈良女子大学(以下「本学」という。)におけるグレード・ポイント・アベレージ(履修科目の成績から特定の方式によって算出される成績評価値。以下「GPA」という。)を算出する制度を定めることにより,学生の学習意欲の向上及び適切な修学指導に資するとともに,教育の高度な質保証の実現を促進することを目的とする。
第2 (対象)
1
GPA算出対象者は,平成27年度以降入学の学部学生及び平成31年度以降入学の大学院学生とし,科目等履修生及び特別聴講生を除くものとする。
2
学部編入学生については平成29年度入学者より適用し,編入後本学で履修した科目のみを算定の対象とする。
第3 (GPA種類及び算出方法)
1
本学におけるグレード・ポイント(以下「GP」という。)は,提出された成績(素点)を用い,次の式により求めるものとする。
GP=(GPA算出対象科目の素点-50)÷10
ただし,素点が60点未満の場合は一律に0点とする。
2
GPAは,その学修の状況及び成果を示す指標となる期間に応じ,学期毎における「学期GPA」及び在学中の全期間における「通算GPA」に区分する。
「学期GPA」及び「通算GPA」については,前項の方法で求めたGPを用い,それぞれ次の各号に定める計算式により算出し,計算値は小数点以下第3位を四捨五入するものとする。
(1)
学期GPAの計算式
GPA=
《当該学期の履修登録科目のGP×当該科目の単位数》の総和
当該学期に履修登録した科目の総単位数
(2)
通算GPAの計算式
GPA=
《在学全期間の履修登録科目のGP×当該科目の単位数》の総和
在学全期間に履修登録した科目の総単位数
第4 (GPA算定対象科目)
GPA算定対象科目は,各学部の卒業要件に該当する科目とする。
ただし,次の各号に該当する授業科目については,GPA算定対象外とする。
(1)
認定科目(素点による評価を行わず単位修得のみを認定した授業科目)
(2)
単位互換協定等に基づき他大学(放送大学含)において履修した授業科目
(3)
評価が未確定の授業科目
第5 (算定期日)
1
GPAの算定は,学期ごとに定める算定基準日までに確定した成績に基づいて行う。
2
算定基準日は前期においては9月15日,後期においては3月20日とし,当該基準日以降に確定した成績は当該学期の学期GPAに算入しない。
但し,次学期以降の通算GPAには算入するものとする。
第6 (不可科目の再履修)
「不可」評価の後,次学期以降再履修によって単位修得した科目については,「不可」の評価及び再履修後の評価とも,GPA値に算入するものとする。
第7 (履修登録の取消し)
1
履修登録後の授業が,期待する学習内容と相違する場合や,受講上必要な知識の不足等から履修の継続が難しいと判断する場合には,所定の履修登録取消期間内に限り,履修の登録を取り消すことができるものとする。
2
履修登録取消期間内に手続きせず履修を放棄した場合は,当該科目がGPA算出対象科目であれば,0点として算入する。
3
履修登録取消の運用については別に定める。
第8 (成績通知書への記載)
成績通知書には,各学期GPA及び通算GPAを記載するものとする。
第9 (雑則)
この要項に定めるもののほか,この要項の実施に必要な事項については,別に定める。
附 則
この要項は,平成27年4月1日から実施する。
附 則(令和2年5月27日規程第11号)
この要項は,令和2年5月27日から施行し,平成31年4月1日から適用する。