(平成16年4月1日細則第18号)
改正
平成22年9月30日細則第7号
平成27年3月31日細則第3号
令和4年9月22日細則第23号
(趣旨)
(廃棄物の貯留区分)
(記録)
(指定容器)
(指定容器の収集)
(雑則)
別表(第2条関係)
分類種類対象摘要備考
A水銀系廃液1 無機水銀化合物水溶液
2 有機水銀化合物水溶液
1 無機水銀,有機水銀の区分明示
2 同時にシアンを含む場合はその旨明示
3 その他の重金属を含む場合は主な含有重金属を明示
1 試薬びんに保管された金属水銀,アマルガム水銀,水銀系試薬などは定期的に回収
2 水銀含浸布紙,水銀系廃液ろ過残さなどは有害固形廃棄物として内容明示しP分類
Bシアン系廃液1 遊離シアン廃液1 pH10.5以上で保管
2 重金属を含む場合は含有重金属を明示
1 難分解性シアン錯体は難分解性シアン廃液としてL2分類
2 シアン系廃液ろ過残さなどは,有害固型廃棄物としてP分類
C弗素リン酸系廃液1 弗素化合物水溶液
2 リン酸化合物水溶液
1 塩化カルシウムにより沈澱させるグループであり弗素系,リン酸系の区分を明示
2 重金属を含む場合は主な含有重金属を明示
1 有機リン化合物を含む廃液はL1分類
D酸系廃液1 塩酸,硫酸,硝酸などの無機酸廃液1 内容物明示1 有害物を含まない塩酸,硫酸の5%以下の希釈廃液はアルカリで中和の上,希釈放流
2 弗酸,りん酸を含むものは弗素,りん酸系廃液としてC分類
3 青酸を含むものはpH10.5以上として,シアン系廃液としてB分類
4 クロム酸その他重金属を含むものは重金属廃液としてF分類
5 有機酸を含むものは難燃性有機廃液としてL1分類
Eアルカリ系廃液1 水酸化ナトリウム,水酸化カリウムなどの廃液
2 炭酸ナトリウム,炭酸カリウムなどの廃液
1 内容物明示1 有害物を含まない5%以下の希釈廃液は酸で中和の上,希釈放流
2 水酸化カルシウム系廃液はC分類
3 水酸化マグネシウム系廃液は重金属系廃液としてF分類
4 アミン類水溶液は難燃性有機廃液としてL1分類
F重金属系廃液1 Ti,V,Cr,Mn,Co,Ni,Cd,Zn,Ga,Ge,Pb,Cu,Snなどの重金属の廃液
2 Al,Mg,Siなどの金属廃液
3 Asの廃液
1 内容物明示1 発ガン性物質(Beなど),神経系障害物質(Tlなど),粘膜皮膚障害物質(Osなど)は重金属系廃液に加えず個別回収
2 猛毒物質(ニッケルカルボニル,アルキルアルミニウムなど)は排出者の責任にて無害化した後,重金属系廃液に加える。
3 放射性同位元素及びこれに汚染されたものは重金属系廃液に加えないこと。
4 有機配位子を含む金属キレートは,L1分類
K1可燃性有機廃液1 脂肪族化合物
2 芳香族化合物
3 廃溶液
1 内容物明示1 危険物質(エーテル,アセトアルデヒドなど過酸化物をつくり易いもの)は所轄消防署の許可をとって排出者において別途焼却処理
2 爆発性物質(N―O結合などのあるもの,アセチレン誘導体など)は排出者において別途無害化処理
3 ろ過残さはP分類
K2廃油1 灯油,軽油,テレピン油など
2 重油,タービン油など
3 潤滑油,変圧器油など
4 動植物油
1 内容物明示1 PCB,ポリ塩化ナフタリン及び類似品を含むものは除く。
2 ろ過残さ,油泥などは有害固型廃棄物としてP分類
K3有機ハロゲン系廃液1 クロロホルム,ジクロロメタン,トリクロロエチレンなどハロゲン系有機溶媒を含む溶液1 内容物明示
2 ハロゲン系の有機化合物などを含む廃液でハロゲン5%程度以上のもの
1 油相と水相は各自で分離し,水相はL1分類
K4ニトリル化合物廃液1 アセトニトリルなどを含む溶液1 内容物明示 
L1水溶性有機廃液1 廃溶剤,有機酸,アミンなどを含む水混合溶液
2 その他の有機化合物の水溶液廃液
3 有機金属系(キレートなど)の水溶液
4 アンモニア廃液
5 溶媒抽出後の水相
1 内容物明示
2 pH明示
1 PCB,ポリ塩化ナフタリン及び類似品を含むものは除く。
2 有機金属系廃液のうち,水銀系のものはA分類
L2難分解性シアン廃液1 フェリシアン化カリウム,フェロシアン化カリウムの溶液
2 ニトロプルシドナトリウムの溶液
3 Fe,銅などの重金属や有機溶媒の混入しているシアン廃液
1 内容物明示 
L3写真廃液1 現像廃液
2 停止廃液
1 内容物明示1 定着廃液は,Ag再生のため業者回収
L4ホルマリン廃液  1 生体組織などのろ過残さは別途処理
N弗素有機廃液1 芳香族弗素廃液
2 脂肪族弗素廃液
1 内容物明示 
P有害固形廃棄物 1 内容物明示し,その内容ごとに別々にする。1 専門業者回収