○琉球大学短期交換留学プログラム規程
(令和2年3月31日制定) |
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(趣旨)
第1条 この規程は、琉球大学(以下「本学」という。)と学生交流協定等を締結している外国の大学(以下「協定校」という。)に在学する学生を本学に短期間受け入れる琉球大学短期交換留学プログラム(以下「短期交換留学プログラム」という。)」に関し、必要な事項を定める。
(コース等)
第2条 短期交換留学プログラムに置くコース名、目的及び受入期間は、次の表に掲げるとおりとする。
コース名 | 目的 | 受入期間 |
日本・沖縄学習コース | 日本や沖縄の歴史・文化を学びながら、日本語科目を履修し、日本語能力を伸ばす。 | 1個学期又は2個学期 |
グローカルリーダー育成コース | 日本人学生や沖縄の地域住民との交流の中で地域の課題を見出し、多様な課題解決に向けてのリーダーシップスキルを習得する。 | 1個学期又は2個学期 |
日本語教員養成コース | 日本人学生とともに日本語教育について学び、日本語教員としての知識やスキルを修得する。 | 2個学期 |
学部専門コース・
大学院専門コース | 自らの専門分野について理解を深める。 | 1個学期又は2個学期 |
(入学資格)
第3条 短期交換留学プログラムの学生(以下「短期交換留学生」という。)として入学することができる者は、外国籍を有する者であって、入学時において次のいずれかに該当する協定校の正規課程に在籍する学生とする。
(1) 原則として学部2年次以上の者
(2) 短期大学の最終学年次である者
(3) 大学院学生
2 大学院専門コースにおいては、大学院学生のみ入学可能とする。
(受入人数)
第4条 短期交換留学生の受入人数は、原則として各学生交流協定等で定める人数とする。
(入学時期)
第5条 短期交換留学生の入学時期は、原則として学期の初めとする。
(学期)
第6条 学期は、次の2学期とする。
前学期(春学期) | 4月1日から9月30日まで |
後学期(秋学期) | 10月1日から翌年3月31日まで |
(身分等)
第7条 短期交換留学生の身分及び所属は、次の表に掲げるとおりとする。
コース | 身分 | 所属 |
日本・沖縄学習コース
グローカルリーダー育成コース 日本語教員養成コース | 特別聴講学生 | 琉球大学グローバル教育支援機構国際教育支援部門(国際教育センター)
(以下「国際教育センター」という。) |
学部専門コース | 特別聴講学生 | 学部 |
大学院専門コース | 特別研究学生 | 大学院研究科 |
(出願手続)
第8条 短期交換留学生として入学を志願する者は、所定の期日までに、必要書類を添えて在籍する大学等を経て本学の学長(以下「学長」という。)に願い出なければならない。
(選考)
第9条 前条の入学志願者については、受入部局等の教授会又は研究科委員会等の意見に基づき、国立大学法人琉球大学グローバル教育支援機構国際教育専門委員会(以下「専門委員会」という。)の議を経て学長が合格者を決定する。
(入学許可)
第10条 学長は、前条の規定による合格者のうち、所定の期日までに所要の入学手続を完了した者に対し入学を許可する。
(特別聴講学生の身分を有する短期交換留学生の授業科目及び履修方法等)
第11条 特別聴講学生の身分を有する短期交換留学生の授業科目は、琉球大学学則(以下「学則」という。)第19条に規定する授業科目及び国際教育センターが開設する日本語学習科目により構成する。
2 国際教育センターが開設する日本語学習科目は、別表1に掲げるとおりとする。
3 第1項に掲げる授業科目の履修方法等は、別表2に掲げるもののほか、学則、琉球大学共通教育等履修規程、琉球大学各学部共通細則及び各学部が定める規程等を準用する。
4 特別聴講学生の身分を有する短期交換留学生の履修単位は、1個学期につき14単位以上、26単位以下を標準とする。
(特別研究学生の身分を有する短期交換留学生の履修方法等)
第12条 特別研究学生の身分を有する短期交換留学生は、受入指導教員が認める場合、所属する研究科の提供科目を履修することができる。
2 前項の規定にかかわらず、特別研究学生の身分を有する短期交換留学生は、受入指導教員が認める場合は、日本語学習科目を受講することができるが、単位は付与されない。
(履修手続)
第13条 短期交換留学生は、毎学期始めの定められた期間に、履修を希望する授業科目の担当教員に履修申請し、承認を得た上で履修登録確認表を受入部局に提出しなければならない。
(修了要件等)
第14条 修了に必要な科目等は、別表2に掲げるとおりとする。
2 各コースにおける修了要件は、別表3に掲げるとおりとする。
3 前項に規定する修了要件を満たした短期交換留学生は、短期交換留学プログラムを修了したものとする。
4 短期交換留学プログラムの修了認定は、特別聴講学生の身分を有する短期交換留学生については受入部局等が発行する成績証明書、特別研究学生の身分を有する短期交換留学生については受入指導教員が作成する研究指導報告書(所定様式)に基づき、専門委員会の議を経て学長が行う。
5 学長は、短期交換留学プログラムを修了した者に修了証書を授与する。
(受入期間の変更)
第15条 短期交換留学生が、第10条で許可された入学について、その受入期間の変更を希望する場合、所定の様式により、受入部局等の長を経て願い出、学長の許可を得て変更することができる。
[第10条]
(実施)
第16条 短期交換留学プログラムは、国際教育センターが実施する。
(庶務)
第17条 短期交換留学プログラムの実施に関する庶務は、学生部国際教育課において処理する。
(雑則)
第18条 この規程に定めるもののほか、短期交換留学プログラムの実施に関し必要な事項は、専門委員会が別に定める。
(改廃)
第19条 この規程の改廃は、グローバル教育支援機構会議の議を経て学長が行う。
附 則
1 この規程は、令和2年4月1日から施行する。
2 琉球大学短期留学プログラムに関する規程(平成11年6月22日制定)は、廃止する。ただし、この規程により入学した学生は、なお従前の例による。
附 則(令和3年3月23日)
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この規程は、令和3年4月1日から施行する。
附 則(令和4年3月24日)
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この規程は、令和4年4月1日から施行する。
附 則(令和5年2月20日)
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この規程は、令和5年4月1日から施行する。
附 則(令和6年3月28日)
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この規程は、令和6年4月1日から施行する。
(別表1)(第11条第2項関係)
日本語学習科目
科目名 | 単位 | 週時間 | 学期 | 講義内容 | 備考 |
日本語A | 8 | 8-8 | 前・後 | ゼロからスタートし、CEFR A2レベルの日本語のコミュニケーション実践力と読み書きの能力を養い、異文化理解を深める集中コース | |
文法A | 2 | 1-1 | 前・後 | ゼロからスタートし、CEFR A2レベルまでの日本語文法の基礎を体系的に学ぶ | |
日本語A1 | 4 | 4-4 | 前・後 | ゼロからスタートし、CEFR A1レベルの日本語のコミュニケーション実践力と読み書きの能力を養い、異文化理解を深める | |
日本語A2 | 8 | 4-4 | 前・後 | CEFR A1レベルからスタートし、A2レベルのコミュニケーション実践力と読み書きの能力を養い、異文化理解を深める | |
文法A2 | 2 | 1-1 | 前・後 | 協働学習により、CEFR A2レベルまでの初級日本語文法を体系的かつ網羅的に復習し、中級以降の文法学習にむけた自律学習能力を養う | クォーター科目
(第1・第3クォーター) |
会話A3S | 2 | 0-2 | 前期 | CEFR A2レベルの会話能力を修得しつつも、B1レベルの会話能力に達していない者へ会話能力を養う | |
会話A3F | 2 | 0-2 | 後期 | CEFR A2レベルの会話能力を修得しつつも、B1レベルの会話能力に達していない者へ会話能力を養う | |
作文A3S | 2 | 0-2 | 前期 | CEFR A2レベルの作文能力を修得しつつも、B1レベルの作文能力に達していない者へ作文能力を養う | |
作文A3F | 2 | 0-2 | 後期 | CEFR A2レベルの作文能力を修得しつつも、B1レベルの作文能力に達していない者へ作文能力を養う | |
聴読解A3S | 2 | 0-2 | 前期 | CEFR A2レベルの聴解・読解能力を修得しつつも、B1レベルの聴解・読解能力に達していない者へ聴解・読解能力を養う | |
聴読解A3F | 2 | 0-2 | 後期 | CEFR A2レベルの聴解・読解能力を修得しつつも、B1レベルの聴解・読解能力に達していない者へ聴解・読解能力を養う | |
日本語B1S | 8 | 4-4 | 前期 | 主に聞く・話す活動を通して、CEFR B1レベルの基礎的な力を養成する | |
日本語B1F | 8 | 4-4 | 後期 | 主に聞く・書く活動を通して、CEFR B1レベルの基礎的な力を養成する | |
会話B1S | 2 | 1-1 | 前期 | 短文発話から会話への発展的な練習を通して、CEFR B1レベルの話す力を養成する | |
会話B1F | 2 | 1-1 | 後期 | 自然に話すためのストラテジーの練習や長く話す活動を通して、CEFR B1レベルの話す力を養成する | |
作文B1S | 2 | 1-1 | 前期 | 単純な方法で結びつけられた、脈絡のある文章を書く練習を通して、CEFR B1レベルの書く力を養成する | |
作文B1F | 2 | 1-1 | 後期 | いろいろな場面でのまとまりのある文章を書く練習を通して、CEFR B1レベルの書く力を養成する | |
読解B1S | 2 | 1-1 | 前期 | 身近な話題に関するテキストを読み、自分に必要な情報をひろう練習を通して、CEFR B1レベルの読む力を養成する | |
読解B1F | 2 | 1-1 | 後期 | 予測、推測、類推等の読むストラテジーの練習を通して、CEFR B1レベルの読む力を養成する | |
漢字S | 2 | 1-1 | 前期 | CEFR A2・B1レベルを対象に漢字の文レベルでの読み書きの力を養成する | |
漢字F | 2 | 1-1 | 後期 | CEFR A1・A2レベルを対象に漢字の単語レベルでの読み書きの力を養成する | |
作文B2S | 2 | 2-0 | 前期 | ピア活動による推敲を通して、CEFR B2レベルの書く力を養成する | |
作文B2F | 2 | 2-0 | 後期 | レポート作成の基本を学びながら、CEFR B2レベルの作文の力を養成する | |
ビジネス日本語入門 | 2 | 0-2 | 前期 | CEFR B1レベルを対象に、日本での就職のための日本語の基礎力を養成する |
(別表2)(第11条第3項及び第14条第1項関係)
コース別必修・選択必修・選択科目及び履修方法
日本・沖縄学習コース
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | |||
必要単位数 | |||||
(受入期間1個学期:2 受入期間2個学期:4) | |||||
科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 |
なし | 日本の文化I | 2 | 各学生のニーズとレディネスに合った科目を留学生向け日本語科目・専門科目・共通教育等科目から履修する。 | ||
日本の文化II | 2 | ||||
日本の歴史I | 2 | ||||
日本の歴史II | 2 | ||||
沖縄の文化I | 2 | ||||
沖縄の文化II | 2 | ||||
沖縄の歴史I | 2 | ||||
沖縄の歴史II | 2 | ||||
国際共修で学ぶ日本文化I | 2 | ||||
国際共修で学ぶ日本文化II | 2 | ||||
国際共修で学ぶ日本史I | 2 | ||||
国際共修で学ぶ日本史II | 2 | ||||
国際共修で学ぶ沖縄の文化I | 2 | ||||
国際共修で学ぶ沖縄の文化II | 2 | ||||
国際共修で学ぶ沖縄の歴史I | 2 | ||||
国際共修で学ぶ沖縄の歴史II | 2 |
※1) 日本語力がゼロから初級レベル(Aレベル)の学生は、上記の科目の代わりに、初級レベルの日本語学習科目を選択必修科目とみなすこともできる。
※2) 受入期間2個学期の学生は、各学期 選択必修科目2単位を含む計14単位以上の単位を修得すること。
グローカルリーダー育成コース(受入期間が1個学期かつ4月入学の場合)
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | |||
(必要単位数:3) | (必要単位数:6) | ||||
科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 |
グローカル実践演習I | 2 | グローカルリーダーシップ論II | 1 | 各学生のニーズとレディネスに合った科目を留学生向け日本語科目・専門科目・共通教育等科目から履修する。 | |
個と多様性 | 1 | グローバル実践演習I | 2 | ||
グローバル実践演習II | 2 | ||||
グローバル実践演習III | 2 | ||||
グローバル実践演習IV | 2 | ||||
ビジネス日本語入門 | 2 | ||||
ビジネス日本語I | 2 | ||||
ビジネス日本語II | 2 | ||||
文法A | 2 | ||||
上記の科目のほか、琉球大学において日本語と英語の両方を使用言語とする講義 |
※1) 選択必修科目6単位を含む計14単位以上の単位を修得すること。
グローカルリーダー育成コース(受入期間が1個学期かつ10月入学の場合)
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | |||
(必要単位数:3) | (必要単位数:6) | ||||
科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 |
グローカル実践演習I | 2 | グローカルリーダーシップ論I | 1 | 各学生のニーズとレディネスに合った科目を留学生向け日本語科目・専門科目・共通教育等科目から履修する。 | |
個と多様性 | 1 | グローバル実践演習I | 2 | ||
グローバル実践演習II | 2 | ||||
グローバル実践演習III | 2 | ||||
グローバル実践演習IV | 2 | ||||
ビジネス日本語I | 2 | ||||
ビジネス日本語II | 2 | ||||
文法A | 2 | ||||
上記の科目のほか、琉球大学において日本語と英語の両方を使用言語とする講義 |
※1) 選択必修科目6単位を含む計14単位以上の単位を修得すること。
グローカルリーダー育成コース(受入期間が2個学期の場合)
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | |||
(必要単位数:5) | (必要単位数:12) | ||||
科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 |
グローカル実践演習I | 2 | グローカルリーダーシップ論I | 1 | 各学生のニーズとレディネスに合った科目を留学生向け日本語科目・専門科目・共通教育等科目から履修する。 | |
グローカル実践演習II | 2 | グローカルリーダーシップ論II | 1
|
||
個と多様性 | 1 | グローバル実践演習I | 2 | ||
グローバル実践演習II | 2 | ||||
グローバル実践演習III | 2 | ||||
グローバル実践演習IV | 2 | ||||
ビジネス日本語入門 | 2 | ||||
ビジネス日本語I | 2 | ||||
ビジネス日本語II | 2 | ||||
文法A | 2 | ||||
上記の科目のほか、琉球大学において日本語と英語の両方を使用言語とする講義 |
※1) 「個と多様性」は留学の第一学期目に履修する。
※2) 各学期 選択必修科目6単位を含む計14単位以上の単位を修得すること。
日本語教員養成コース
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | |||
(必要単位数:18) | (必要単位数:2) | ||||
科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 |
日本語教育学概説I | 2 | 日本語教育各論I | 2 | 各学生のニーズとレディネスに合った科目を留学生向け日本語科目・専門科目・共通教育等科目から履修する。 | |
日本語教育学概説II | 2 | 日本語教育各論II | 2 | ||
日本語教材研究I | 2 | ||||
日本語教材研究II | 2 | ||||
日本語学概説I | 2 | ||||
日本語学概説II | 2 | ||||
日本語教授法I | 2 | ||||
日本語教授法II | 2 | ||||
言語教育実習* | 2 |
※1) *印の科目は留学の第二学期目に履修すること。
※2) 各学期 計14単位以上の単位を修得すること。
学部専門コース
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | |||
必要単位数 | |||||
(受入期間1個学期:6 受入期間2個学期:12) | |||||
科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 | 科目名 | 単位数 |
なし | 受入学部または関連分野が提供する専門科目又は専門分野に関する共通教育等科目(健康運動系科目を除く教養領域、総合領域及び情報関係科目から選択) | 各学生のニーズとレディネスに合った科目を留学生向け日本語科目・専門科目・共通教育等科目から履修する。 | |||
受入教員が必要と認めた場合は日本語科目等を含めることも可能。 |
※1) 受入期間2個学期の学生は、各学期選択必修科目6単位を含む計14単位以上の単位を修得すること。
(別表3)(第14条第2項関係)
コース別修了要件
(1)受入期間1個学期の学生
コース | 必要単位数 | |||
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | 合計 | |
日本・沖縄学習コース | なし | 2単位以上 | なし | 14単位以上 |
グローカルリーダー育成コース | 3単位 | 6単位以上 | ||
学部専門コース | なし | 6単位以上 | ||
大学院専門コース | 研究活動(講義を含む。)を週10時間以上行う。 |
※1) グローカルリーダー育成コースの学生は必要単位を満たし、かつ簡単なレポートを含むコース修了プロジェクト審査に合格すること。
※2) 日本語教員養成コースは2個学期受入れのため該当しない。
(2)受入期間2個学期の学生
コース | 必要単位数 | |||
必修科目 | 選択必修科目 | 選択科目 | 合計 | |
日本・沖縄学習コース | なし | 4単位以上 | なし | 28単位以上 |
グローカルリーダー育成コース | 5単位 | 12単位以上 | ||
日本語教員養成コース | 18単位 | 2単位以上 | ||
学部専門コース | なし | 12単位以上 | ||
大学院専門コース | 研究活動(講義を含む。)を週10時間以上行う。 |
※1) グローカルリーダー育成コースの学生は必要単位を満たし、かつ簡単なレポートを含むコース修了プロジェクト審査に合格すること。