○国立大学法人北海道教育大学宿舎事務取扱細則
(制　定　平成16年4月1日平成16年細則第10号)
改正
平成18年3月31日平成17年細則2号
平成25年1月31日平成24年細則4号
平成27年3月26日平成26年規則第33号
令和元年5月1日令和元年規則第1号
令和5年11月14日令和5年細則第4号
第1章　総則
(趣旨)
第1条　この細則は，国立大学法人北海道教育大学宿舎管理規則(平成16年規則第64号。以下「宿舎管理規則」という。)第16条の規定に基づき，国立大学法人北海道教育大学(以下「本学」という。)の宿舎に関する事務の取扱いについて定める。
[国立大学法人北海道教育大学宿舎管理規則(平成16年規則第64号。以下「宿舎管理規則」という。)第16条]
(宿舎の事務の委任)
第2条　学長は，本学所属の宿舎の維持及び管理に関する事務の一部並びに本学の役職員が貸与を受け，又は本学の役職員に貸与を受けさせようとする宿舎に係る承認・申請等の事務の一部を宿舎管理規則第6条第2項の規定に基づき，別表に掲げるところによりキャンパス長(以下「分掌者」という。)に分掌させる。
[宿舎管理規則第6条第2項] [別表]
(被貸与者に対する監督)
第3条　学長及び分掌者(以下「分掌者等」という。)は，被貸与者に対し監督及び指導を行い，常に前条に規定する事務の適正を図らなければならない。
(宿舎を貸与する者の選定)
第4条　分掌者等は，宿舎を貸与する者の選定に当たっては，本学の事務又は事業の円滑な運営の必要に基づき，公平に行われなければならない。
第2章　宿舎
(宿舎の構造及び規格)
第5条　宿舎の構造は，次の表のとおりとする。
構造名称
木造W
組積造B
鉄骨鉄筋コンクリート造及び鉄筋コンクリート造RC
2　宿舎の規格は，次の表のとおりとする。ただし，国立大学法人北海道教育大学職員給与規則(平成16年規則第40号。以下「給与規則」という。)第43条第2項表に掲げる寒冷地手当の支給地域における宿舎については，次の表の左欄に掲げる延べ面積(当該宿舎のうち家屋又は家屋の部分の延べ面積をいう。以下同じ。)に7平方メートルを加算するものとする。
延べ面積規格
25平方メートル未満a
25平方メートル以上
55平方メートル未満 		b
55平方メートル以上
70平方メートル未満 		c
70平方メートル以上
80平方メートル未満 		d
80平方メートル以上e
[国立大学法人北海道教育大学職員給与規則(平成16年規則第40号。以下「給与規則」という。)第43条第2項]
(自動車の保管場所の面積)
第6条　自動車の保管場所の面積は，12.5平方メートルとする。
(貸与又は同居の申請及び承認)
第7条　分掌者等は，宿舎の貸与をしようとするときは，貸与しようとする役職員から第1号様式による宿舎貸与申請書を提出させなければならない。
[第1号様式]
2　分掌者等は，宿舎の貸与を承認したときは，第1号様式による宿舎貸与承認書を交付しなければならない。
[第1号様式]
3　分掌者等は，被貸与者がその貸与を受けた宿舎に主としてその収入により生計を維持する者以外の者を臨時に同居させようとするときは，あらかじめ第3号様式による宿舎同居申請書を提出させなければならない。
[第3号様式]
4　分掌者等は，前項の申請書の提出があった場合においては，事情を調査し，宿舎設置の目的に反せず，かつ，その理由がやむを得ないと認めるときは，これを承認することができる。
5　分掌者等は，前項の規定により承認したときは，第3号様式による宿舎同居承認書を交付しなければならない。
[第3号様式]
6　分掌者等は，宿舎の貸与の承認を受けた者が宿舎に入居したときは，速やかに第4号様式による宿舎入居届を提出させなければならない。
[第4号様式]
(貸与基準)
第8条　分掌者等は，宿舎を貸与する場合においては，原則として，次の表の左欄に掲げる役員及び特任職員並びに級等(給与規則別表第1一般職俸給表(一)の職務の級及び特別俸給表の適用を受ける職員)の職務にある職員及びこれに準ずる職員に対し，それぞれ同表の右欄に掲げる規格の宿舎を貸与するものとする。
級等規格
役員，特別俸給表の適用を受ける職員，9級及び10級e以下
8級，7級及び6級d以下
特任職員，5級，4級及び3級c以下
2級以下b以下
[給与規則別表第1]
2　扶養義務のある同居者を3人以上有する役職員については，前項の規定にかかわらず，前項の級等が5級，4級及び3級の者にあっては，規格d以下の宿舎を，2級以下の者にあっては，規格c以下の宿舎を貸与することができる。
(入居の延期の承認又は貸与の取消し)
第9条　分掌者等は，宿舎の貸与の承認を受けた者が宿舎貸与承認書に記載された入居日から10日以内に入居できない理由がある場合においては，第5号様式による宿舎入居期限延期申請書を提出させ，その理由がやむを得ないと認めるときは，入居すべき日を定めてこれを承認することができる。
[第5号様式]
2　分掌者等は，前項の規定により承認をしたときは，第5号様式による宿舎入居期限延期承認書を交付しなければならない。
[第5号様式]
3　分掌者等は，宿舎の貸与の承認を受けた者が第1項の入居すべき日までに入居しないときは，その承認を取消すことができる。
(明渡し)
第10条　分掌者等は，被貸与者が宿舎を明け渡したときは，速やかに第6号様式による退去・廃止届を提出させなければならない。
[第6号様式]
(明渡猶予の申請及び承認)
第11条　分掌者等は，宿舎管理規則第14条第1項本文の規定により宿舎を明け渡さなければならない者が，同項各号の一に該当することとなった日から20日以内に当該宿舎を明け渡すことができない理由があるときは，被貸与者から第7号様式による宿舎明渡猶予申請書を提出させなければならない。
[宿舎管理規則第14条第1項] [第7号様式]
2　分掌者等は，前項の宿舎明渡猶予申請書の提出があった場合において，その理由が相当であると認めるときは，宿舎管理規則第14条第1項ただし書に規定する期間の範囲内で明渡すべき日を指定してこれを承認することができる。
[宿舎管理規則第14条第1項]
3　分掌者等は，前項の規定により承認をしたときは，第7号様式による宿舎明渡猶予承認書を交付しなければならない。
[第7号様式]
(宿舎を明け渡さない場合に支払うべき損害賠償金)
第12条　宿舎管理規則第14条第3項に規定する損害賠償金の額は，同項に規定する明渡期日の翌日から明け渡した日までの期間に応ずる当該宿舎の使用料の額の3倍　(宿舎の貸与を受けた者が，その額を軽減することがやむを得ないものとして分掌者等が特に認めた場合には，その定める期間に限り，1.1倍)に相当する金額とする。
[宿舎管理規則第14条第3項]
(宿舎の損害賠償金の軽減の申請及び承認)
第13条　分掌者等は，前条括弧書の規定により宿舎の損害賠償金の額を軽減しようとするときは，宿舎の貸与を受けていた者から第8号様式による宿舎損害賠償金軽減申請書を提出させなければならない。
[第8号様式]
2　分掌者等は，宿舎の損害賠償金の軽減の承認をしたときは，第8号様式による宿舎損害賠償金軽減承認書を交付しなければならない。
[第8号様式]
(模様替等の工事の申請及び承認)
第14条　分掌者等は，被貸与者が改造，模様替その他の工事をしようとするときは，あらかじめ第9号様式による宿舎模様替等申請書を提出させなければならない。
[第9号様式]
2　分掌者等は，前項の申請書の提出があったときは，当該工事の目的が当該宿舎の維持及び管理に支障を及ぼさないと認めた場合に限り，これを承認することができる。
3　分掌者等は，前項の規定により承認をしたときは，第9号様式による宿舎模様替等承認書を交付しなければならない。
[第9号様式]
(自動車を保管する場合の申請及び承認)
第15条　分掌者等は，被貸与者が宿舎の一部をその保有する自動車の保管場所として使用しようとするときは，あらかじめ第2号様式による宿舎(自動車の保管場所)貸与申請書を提出させなければならない。
[第2号様式]
2　分掌者等は，前項の申請書の提出があったときは，当該宿舎の一部を使用することが宿舎の維持及び管理に支障を及ぼさず，かつ，危険を伴わないと認めた場合に限り，これを承認することができる。
3　分掌者等は，前項の規定により承認をしたときは，第2号様式による宿舎(自動車の保管場所)貸与承認書を交付しなければならない。
[第2号様式]
(被貸与者の義務違反に対する措置)
第16条　分掌者等は，被貸与者が宿舎管理規則第12条に規定する義務を履行しないため当該宿舎の維持及び管理に重大な支障を及ぼすおそれがあると認めるときは，期限を付して速やかにその履行を要求しなければならない。
[宿舎管理規則第12条]
(宿舎現況記録の備付)
第17条　分掌者等は，宿舎管理規則第15条に規定する記録を備え，常時宿舎の状況を明らかにしておかなければならない。
[宿舎管理規則第15条]
(管理人)
第18条　分掌者等は，宿舎の貸与を受けた役職員のうちから，管理人を選任して，宿舎の維持及び管理に関する業務を行わせることができる。この場合において，必要があると認めたときは，選任された管理人に貸与した宿舎の延べ面積から15m2を控除する。
(宿舎の維持管理の委託)
第19条　分掌者等は，宿舎の維持及び管理に関する業務を行わせるため，予算の範囲内において宿舎の管理を委託することができる。
第3章　雑則
(学長に対する報告)
第20条　分掌者等は，第7条第2項又は第10条に規定する事務を行ったときは，第10号様式の宿舎異動報告書により，第9条第2項，同条第3項，第11条第3項，第13条第2項，第14条第3項又は第16条に規定する事務を行ったときは，第11号様式の宿舎各種承認，取消等報告書により速やかに学長に報告しなければならない。
[第7条第2項] [第10条] [第9条第2項] [第11条第3項] [第13条第2項] [第14条第3項] [第16条] [第11号様式]
2　分掌者等は，宿舎の被貸与者に異動があったときは，第10号様式により速やかに学長に報告しなければならない。
(準用)
第21条　この細則は，本学所有の建物等の全部又は一部を住居の用に供する場合において準用する。
附　則
この細則は，平成16年4月1日から施行する。
附　則(平成18年3月31日平成17年細則2号)
この細則は，平成18年4月1日から施行する。
附　則(平成25年1月31日平成24年細則4号)
この細則は，平成25年1月31日から施行し，平成25年1月1日から適用する。
附　則(平成27年3月26日平成26年規則第33号)
この細則は，平成27年4月1日から施行する。
附　則(令和元年5月1日令和元年規則第1号)
この細則は，令和元年5月1日から施行する。
附　則(令和5年11月14日令和5年細則第4号)
この細則は，令和5年11月14日から施行し，令和5年11月1日から適用する。
別表(第2条関係)

第1号様式(第7条関係)
宿舎貸与申請書

第2号様式(第15条関係)
宿舎(自動車の保管場所)貸与申請書

第3号様式(第7条関係)
宿舎同居申請書

第4号様式(第7条関係)
宿舎入居届

第5号様式(第9条関係)
宿舎入居期限延期申請書

第6号様式(第10条関係)
退去・廃止届

第7号様式(第11条関係)
宿舎明渡猶予申請書

第8号様式(第13条関係)
宿舎損害賠償金軽減申請書

第9号様式(第15条関係)
宿舎模様替等申請書

別記様式第10号(第20条関係)
宿舎異動報告書

第11号様式(第20条関係)
宿舎各種承認，取消等報告書